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異郷に生きる
来日ロシア人の足跡
長縄光男、沢田和彦編
ISBN4-915730-29-8 C1023
A5判上製 274頁
定価(本体2800円+税)
2001.04
2001.06
第二刷
日本にやって来たロシア人たち――その消息の多くは知られていない。かれらは、文学、思想、芸術の分野だけでなく、日常生活の次元において、日本にいかなる痕跡をとどめているのか。数奇な運命を辿った人びとの足跡を追うとともに、かれらが見た日本を浮かび上がらせる。
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- 目次
- 来日ロシア人と日本文化
- 最も身近な西洋人――谷崎潤一郎の作品に描かれたロシア人――(中村喜和)
- 大正後期・昭和前期の日本の「国際化」と白系ロシア人――北陸および関西居留亡命ロシア人のインテリゲンチヤを中心に――(ピョートル・ポダルコ)
- 日本における白系ロシア人の文化的影響(沢田和彦)
- 北の地の来日ロシア人
- 「トナカイ王」ヴィノクーロフの生涯――北サハリンと樺太の狭間に――(小山内道子)
- 存在の証明――ピョートル・アレクセーエヴィチ・アレクセーエフのばあい――(左近毅)
- サハリンから日本への亡命者――シュウエツ家を中心に――(清水恵)
- 日本を訪ねて
- ミラン・ラスチスラウ・シチェファーニクの日本滞在――再論(長與進)
- セルゲイ・キターエフと第二の故郷日本(石垣香津)
- ネフスキイのもうひとりの娘を探して(桧山真一)
- 大陸の亡命ロシア人
- 元山のロシア人避難民(倉田有佳)
- ヤンコーフスキー家の人々――沿海州シジミから北朝鮮ノヴィナへの道――(滝波秀子)
- 新聞「満州の丘にて」(1-79号)に掲載された日本関連記事をめぐって(松村都)
- 日本正教会のロシア人
- 宣教師セルギイ(ストラゴローツキイ)の見た日本人――最初の来日時(明治23年〜26年)を中心に――(清水俊行)
- 日本の府主教セルギイ(チホミーロフ)の栄光――東京復活大聖堂復興における働きの跡――(長縄光男)
- ニコライ大主教の生涯と活動に関する資料――東京復活大聖堂(ニコライ堂)の資料室より――(エレオノーラ・サーブリナ)
- ミセレーニア
- 私はモスクワで銃殺された――『日本国酔夢譚』より――(ミハイル・スドー著/安井亮平訳)
- ロシア人名日本語表記の諸問題(1)――記号「ー」をめぐって――(笠間啓治)
- 編者沢田和彦氏によるリレーエッセイはこちらです。
- 著者長與進氏によるリレーエッセイはこちらです。
- 著者桧山真一氏によるリレーエッセイはこちらです。
- 書評・紹介は以下の通りです(新規掲載順 - 2001.07.29 web上の書評・紹介は、クリックして読むことができます)。
- '01.08.15『日本とユーラシア』
山口慶四郎氏による書評
- '01.06.18『函館日ロ交流史研究会会報』
桜庭宏氏による書評
- '01.07月号『窓』
米重文樹氏による書評
- '01.07.02『週刊東洋経済』
仲倉重郎氏による書評「日本に逃れた無名のロシア人たちの生の痕跡」
- '01.06.17『東京新聞』神奈川版
セルゲイ・キターエフ 横浜で亡命暮らし 19世紀末ロシアに日本美術紹介
- '01.06.05『読売新聞』北海道版夕刊
「研究会、本を発刊 白系ロシア人異郷の生涯」
- '01.05.29『毎日新聞』夕刊
文化欄「来日ロシア人の数奇な運命描き出す――研究者が『異郷に生きる』出版」
- '01.05.27『函館の幕末維新開化叢書』
紹介
- '01.05月中下旬号『出版ニュース』
紹介
- '01.05.20『西日本新聞』
読書欄の「本と人」「『異郷に生きる――来日ロシア人の足跡』をまとめた長縄光男さん」――現れる「意外な地下茎」――
- '01.05.13『北海道新聞』
記事「東洋学者ネフスキーにもう一人の娘 戦前小樽で教官、戦後ソ連で粛清」
- '01.05.11『産経新聞』
書評
- '01.05.10『朝日新聞』夕刊
「窓」(論説委員室から)で紹介「亡命者の足跡」
- '01.05.06『北海道新聞』
読書欄の「著者訪問」「『異郷に生きる――来日ロシア人の足跡』をまとめた長縄光男さん」――「意外な地下茎」克明に――
- 「異郷に生きる」シリーズ
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