まえがき
1 セリョージャ伯父さん…………セルゲイ(長男)
2 ターニャ伯母さん………………タチヤーナ(長女)
3 イリヤ伯父さん…………………イリヤ(次男)
4 リョーヴァ伯父さん……………レフ(三男)
5 マーシャ伯母さん………………マリヤ(次女)
6 アンドレイ伯父さん……………アンドレイ(六男)
7 父ミハイル………………………ミハイル(七男)
8 サーシャ叔母さん………………アレクサンドラ(四女)
訳者あとがき
セルゲイ・トルストイ
トルストイの十番目の子どもミハイルを父とし、祖父トルストイが亡くなった翌年、一九一一年にロシアで生まれる。一九一七年、二月革命が始まると、それまで住んでいたトゥーラ県の領地チフィロフカを離れ、家族とともにカフカースに避難する。その後トルコ、ユーゴスラヴィアを経て、一九二一年、フランスへ亡命した。父、母、そしてセルゲイを含めた七人の子どもたちの新しい生活が始まる。そのときセルゲイは十歳。フランスで教育を受け、医師となり、のちにフランス国籍を取得する。一九九六年没。
青木明子(あおき あきこ)
大阪外国語大学ロシア語科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了。元都立高校教師。
「ロシア・フォークロアの会 なろうど」会員。訳書に『プーシキン詩集』(青磁社、共訳)、トルストイ『カフカースのとりこ』(群像社)、イリヤ・トルストイ『父トルストイの思い出』(群像社)、著書に『イワンのくらしいまむかし』(成文社、共著)、『異郷に生きるVI』(成文社、共著)、『ロシアの歳時記』(東洋書店新社、共著)などがある。