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ロシアとヨーロッパ II
ロシアにおける精神潮流の研究
T・G・マサリク/石川達夫・長與進訳
ISBN4-915730-35-2 C0022
A5判上製512頁
定価(本体6900円+税)
2004.06
チェコの思想家T・G・マサリク(1850-1937)はロシア研究家としても名高く、そのロシア研究の集大成が本書である。この著作は、ロシア精神史研究の古典として知られ、各国語に訳されており、邦訳も、第1、2巻については、かつてみすず書房から『ロシア思想史』の題名で出されている(現在は絶版)。今回の邦訳は、まだ日本語に訳されていない第3巻を含めた全3巻を、プラハのマサリク研究所が厳密な校訂を経て刊行したチェコ語版(1995-6年)から訳したものである。
第2部「ロシアの歴史哲学と宗教哲学の概略」(続き)では、バクーニンからミハイローフスキーまでの思想家たち、反動家たち、より新しい思想潮流を検討する。第3部第1編「神権政治対民主主義」では、西欧哲学と比較したロシア哲学の特徴を析出し、ロシアの歴史哲学的分析を行う。
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- 目次
- ロシアの歴史哲学と宗教哲学の概略(続き)
- M・A・バクーニン。革命的アナーキズム
- リアリズムとニヒリズム。チェルヌィシェフスキーとドブロリューボフ、ピーサレフ
- ラヴローフとミハイローフスキー。いわゆる社会学的な主観主義者
- 公的な神権政治の理論家たち――カトコーフ、ポベドノースツェフ、レオーンチエフ
- ウラヂーミル・ソロヴィヨーフ――神秘主義としての宗教
- 現代の社会主義――マルクス主義と社会民主主義。マルクス主義とナロードニキ主義。マルクス主義における危機。宗教問題――社会革命党
- 現代のアナーキズム――P・クロポトキン。アナーキズムと社会主義
- 自由主義
- 革命主義の危機によせて――宗教問題
- 神権政治対民主主義――革命の問題
- ロシア哲学における認識論の問題
- ロシア哲学の宗教問題
- 神権政治対民主主義
- 民主主義と革命
- 聖なるルーシ――ロシアの修道僧とフォイエルバッハ
- 『ロシアとヨーロッパ』全3巻
- パンフレット表面をJPGにしたものはこちらです。
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