日本語版への著者序文
序
1 一八人兄弟姉妹の末子
2 大学と労働運動
3 著述家と政治家
4 第一次共和国への入り口にて
5 典型的な連立の首相
6 講和代表団団長
7 連立の終焉
8 荒野に呼ばわる者
9 二度の逮捕
10 ヒットラーに抗して、しかし、合邦には賛成
11 自ら再浮上
12 スターリンのお蔭による首相
13 ソ連の操り人形ではない
14 西側連合国もまた承認
15 連邦大統領
参考文献
付録1 『多彩週報』 一九三二年一二月二五日に掲載された記事
付録2 『新ウィーン日報』 一九三八年四月三日に掲載された記事
付録3 レンナーのスターリン宛て手紙 一九四五年四月一五日
付録4 レンナーのスターリン宛て手紙 一九四五年五月二六日
付録5 カール・レンナー年表
人名・事項訳注
訳者あとがき
関連地図
人名・事項索引
ジークフリート・ナスコ
1943年生まれ。公務員、地方政治家として名を馳せる一方、「レンナー博物館」を設立して館長を務める。労働運動、カール・レンナー等社会民主主義をテーマとする著書多数。
青山孝徳(あおやま・たかのり)
1949年生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得により退学。翻訳にリケット『オーストリアの歴史』(成文社)、バウアー「資本主義の世界像」(『未来』所収)などがある。