緒 言
第 I 部 軌 跡
第1章 モダンの終焉
第2章 受洗証書
第3章 グループ四十二の鼓動
第4章 目撃者
第5章 十字路
第6章 回 答
第II部 アルス・ポエティカ
第1章 都市のフォークロア
第1節 「ことば」と「ひと」
第2節 「夜」という時間、「都市」という空間
第3節 日常性の奇跡
第2章 テクスト内とテクスト外の時間
第1節 証 言
第2節 日 記
第3節 時 間
第3章 他者のテクストと移行の原理
第1節 「内容」と「形式」
第2節 ヴァリエーション
第3節 パラフレーズ――他者のテクストの移行
第4章 視覚の形而上学、あるいは『明白なる詩』
第1節 コンフロンタージュ
第2節 ヴィジュアル・ポエトリー
第3節 明白なる詩
第5章 「詩人」と「わたし」の距離
第1節 「わたし」の消滅
第2節 運命の使者
第3節 「詩人」の声
第III部 コラージュ論
第1章 「コラージュ」の変遷
第1節 「ミメーシス」との離別
第2節 偶然性の作用
第3節 操作性/改良可能性
第4節 「シニフィアンの起源なき戯れ」
第2章 「ポエジー」と「コラージュ」
第1節 「コラージュ」と「テクスト」の関係
第2節 「コラージュ」としての詩
第3節 シュルレアリスムの詩におけるコラージュ
第3章 イジー・コラーシュと「コラージュ」
第1節 「コラージュ」という詩学
第2節 感覚とポエジー
第3節 詩人と「語り」
結 語
あとがき
参考文献
図版一覧
人名索引
阿部 賢一(あべ・けんいち)
1972年、東京生まれ。東京外国語大学卒業後、カレル大学、パリ第IV大学に留学。現在、武蔵大学人文学部専任講師。専門は、中欧文化論。訳書にペトル・クラール『プラハ』(成文社、2006年)がある。