第18章 七〇年代
第19章 ラヴローフ
第20章 ミハイローフスキー
第21章 トルストイとドストエフスキー
第22章 ナロード主義の危機:ズラトヴラーツキーとグレープ・ウスペーンスキー
第23章 社会的小市民主義時代
第24章 九〇年代
第25章 チェーホフ
第26章 ゴーリキー
第27章 「理想主義的個人主義」
第28章 「デカダン主義」から「シンボリズム」へ
第29章 二〇世紀の門口にて
結び
第三版序文
「我が意志の達せられんことを……」(イヴァーノフ=ラズームニクの生涯と本)
訳者あとがき
新聞・雑誌名索引
人名(登場人物名も含む)索引
佐野努(さの・つとむ)
1937年東京都生まれ、1993年没。
早稲田大学大学院露文科博士課程修了。
慶應義塾大学文学部教授。
ロシア・ソヴィエト文学、ロシア思想史専攻。
著書:『ロシヤ文学の哲学』(慶應通信、1979年)
訳書:ステプニャーク・クラフチーンスキイ『地下ロシヤ』(三一書房、1970年)
ナターリヤ・ピルーモヴァ『バクーニン伝』(三一書房、1973年)
佐野洋子(さの・ようこ)
1973年神奈川県生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻修士課程修了、博士課程満期退学。
慶應義塾大学他非常勤講師。
ロシア口承文芸、19世紀ロシア文学専攻。
著書:『ロシヤの神話──自然に息づく精霊たち』(三弥井書店、2008年)
論文:「口承文芸から作家は何を学ぶのか──レールモントフの『歌』を通して」(『ロシア文化研究』第5号、1998年)、「レールモントフにおけるポエマの発展──『告白』から『貴族オルシャ』を経て『ムツイリ』に至るまで」(『ロシア文化研究』第9号、2002年)他。