著者より
序論
第1章 一九世紀の扉を前にして
第2章 センチメンタリズムとロマンチシズム
第3章 デカブリスト
第4章 プーシキンとレールモントフ
第5章 官製小市民主義時代
第6章 ゴーゴリ
第7章 ゴンチャローフ
第8章 余計者
第9章 三〇年代
第10章 ベリンスキー
第11章 西欧主義者とスラヴ主義者
第12章 ゲルツェン
第13章 六〇年代
第14章 チェルヌイシェフスキー
第15章 ドブロリューボフ
第16章 ピーサレフ
第17章 ニヒリズム
佐野努(さの・つとむ)
1937年東京都生まれ、1993年没。
早稲田大学大学院露文科博士課程修了。
慶應義塾大学文学部教授。
ロシア・ソヴィエト文学、ロシア思想史専攻。
著書:『ロシヤ文学の哲学』(慶應通信、1979年)
訳書:ステプニャーク・クラフチーンスキイ『地下ロシヤ』(三一書房、1970年)
ナターリヤ・ピルーモヴァ『バクーニン伝』(三一書房、1973年)
佐野洋子(さの・ようこ)
1973年神奈川県生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻修士課程修了、博士課程満期退学。
慶應義塾大学他非常勤講師。
ロシア口承文芸、19世紀ロシア文学専攻。
著書:『ロシヤの神話──自然に息づく精霊たち』(三弥井書店、2008年)
論文:「口承文芸から作家は何を学ぶのか──レールモントフの『歌』を通して」(『ロシア文化研究』第5号、1998年)、「レールモントフにおけるポエマの発展──『告白』から『貴族オルシャ』を経て『ムツイリ』に至るまで」(『ロシア文化研究』第9号、2002年)他。