『清韓論』解題
凡例
第I部 『清韓論』校訂英文テキスト
1 China and Korea
2 “The Addenda”
3 “A Memoranda submitted to His Excellency Li Chung Tang at Tientsin Oct. 7th 1887 on Corean Affairs by Mr. Denny the King’s Advisor, and discussion thereon”
第II部 『清韓論』日本語訳文
1 『清韓論』
2 「附録」
3 「朝鮮国王顧問官デニー氏が1887年10月7日、天津で李中堂閣下に提出した、朝鮮問題に関する覚書、およびそれに関する議論」
註
あとがき
索引
O・N・デニー(Owen Nickerson Denny, 1838-1900)
アメリカ合衆国の法律家・外交官。オレゴン州出身、同州の裁判官をへて、1877年より83年まで中国駐在領事、1886年より90年まで朝鮮政府の外国人顧問をつとめた。
岡本 隆司(おかもと たかし)
1965年、京都市生まれ。1993年、宮崎大学教育学部講師、同助教授をへて、現在、京都府立大学文学部准教授。主要著作:『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999、大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ―近代清韓関係と東アジアの命運』(名古屋大学出版会、2004、サントリー学芸賞受賞)、『馬建忠の中国近代』(京都大学学術出版会、2007)、『世界のなかの日清韓関係史―交隣と属国、自主と独立』(講談社、2008)、『中国近代外交の胎動』(共編著、東京大学出版会、2009)。