序 章
第1章 日本の東アジア侵略と文化形成(木下長宏)
第2章 明治期におけるキリスト教の運命(長縄光男)
第3章「チン・チン・チャイナマン」の歌と近代日本──夏目漱石から箕作秋吉まで(橋本順光)
第4章 志賀直哉の子供らしい文体──谷崎潤一郎からの贈り物を通して(郭南燕)
第5章 中西伊之助と楊逵──日本人作家が植民地台湾で見たもの(垂水千恵)
第6章「逆コース」とは何だったのか?(長谷川健治)
第7章 映画『サヨナラ』が織りなす「日本」像──交錯する戦後日米史(松原宏之)
第8章 カミングアウトをめぐる家族のポリティクス──映画「ウェディング・バンケット」から(白水紀子)
第9章「こっくりさん」の変容(一柳廣孝)
第10章 ことばはなぜ消えてしまうのか──言語消滅の要因論を日本の方言に応用する(丸山千歌)
第11章「日本人は……」と言う前に──日本人論の前提を問う(門倉正美)
第12章「外国籍住民」から見る日本──国際社会学からのアプローチ(小ヶ谷千穂)
木下長宏(横浜国立大学名誉教授)
長縄光男(横浜国立大学名誉教授)
橋本順光(横浜国立大学准教授)
郭南燕(国際日本文化研究センター、ニュージーランド・オタゴ大学准教授)
垂水千恵(横浜国立大学教授)
長谷川健治(横浜国立大学准教授)
松原宏之(横浜国立大学准教授)
白水紀子(横浜国立大学教授)
一柳廣孝(横浜国立大学教授)
丸山千歌(横浜国立大学准教授)
門倉正美(横浜国立大学教授)
小ヶ谷千穂(横浜国立大学准教授)