イヴァン・ツァンカル(1876-1918)
ヨーロッパの小国スロヴェニアを代表する詩人、作家、劇作家、エッセイスト。初めは印象主義的誇張に満ちた「不敬な」詩人として出発したが、円熟期には単純な結晶化したスタイルで、虐げられた人々に対する深い共感に裏打ちされた数々の作品を生み出した。祖国の運命と個人の運命を重ね合わせ、小国の悲劇、その魂と良心を描き出した作品世界は激しい抗議に由来する暗鬱な怒りを湛えるが、風刺と皮肉の利いた独特の作風によってペシミズムの罠を免れている。
イヴァン・ゴドレール
1962年リュブリャナ(スロヴェニア)生まれ。1987年リュブリャナ大学機械工学科卒業。1988年来日、1995年九州工業大学博士(工学)。2004年北九州市立大学国際環境工学部教授。
佐々木とも子
1958年福岡県生まれ。1980年福岡女子大学文学部英文学科卒業。1982年九州大学文学部独文学科修士課程修了。1985年九州大学文学部独文学科博士後期課程中退。翻訳家。主な訳書『地球大図鑑』(共訳)、『人類大図鑑』(共訳)(ネコパブリッシング)その他。
鈴木啓世
1959年香川県生まれ。1983年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。1984年リュブリャナ大学大学院美術科修了。画家。森のコンサート(仲南町)1999年から舞台美術を担当。