ロシア「保守反動」の美学

高野雅之著

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• 書評・紹介
  • '08.09.30　書評　『ロシア語ロシア文学研究』第40号（大須賀史和氏）
  • '08.05.25　紹介　『ユーラシア研究』第38号（高木美菜子氏）
  • '08.03.25　書評　『ロシア文化研究』第15号（坂庭淳史氏）
  • '07.09.01　紹介　『出版ニュース』9月初旬号
  • '07.07.21　書評　『図書新聞』（「O」氏）

• 目次

  はじめに　レオンチエフとはどんな人か
  第１章　　レオンチエフの死
  第２章　　医学生、軍医として――美意識の誕生
  第３章　　外交官として――イスラム世界と唯美主義的世界観
  第４章　　歴史家として――「反進歩」の歴史理論
  第５章　　宗教思想家として――ブルガリアの民族問題と美学的世界観
  第６章　　政論家として――「ロシア凍結論」
  第７章　　修道士として――生への執着とペシミズム
  おわりに　なぜレオンチエフは復活したのか

  　注
  　レオンチエフ年譜
  　索引

• 著者紹介
  高野　雅之（こうの・まさのぶ）
  1939年和歌山県生まれ。早稲田大学第一文学部露文学専修卒業(62年)、同大学院文学研究科露文学専攻修士課程修了(65年)、同博士課程中途退学(68年)。
  1971年に東北大学文学部専任講師、75年に早稲田大学文学部専任講師となり、同助教授を経て、83年から教授、現在に至る。
  専門分野は19世紀ロシアの社会・宗教・哲学思想史。とくに保守主義やナショナリズムの視点からロシア思想史を考察した論文が多い。
  著書に『ロシア思想史――メシアニズムの系譜』、訳書にゼンコフスキー著『ロシア思想家とヨーロッパ』、レヴィツキー著『ロシア精神史』など。
  最近の主な論文に『二つの西欧文明批判――ロシアの思想家レオンチエフとダニレフスキー』『ギリシャ・ブルガリア教会問題とレオンチエフ』『グバストフ宛レオンチエフの書簡』『19世紀のロシアにおける保守思想』『19世紀ロシアの保守思想――アクサーコフとソロヴィヨーフ』『19世紀の保守思想――ポベドノスツェフとアレクサンドル三世』などがある。