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日露戦争研究の新視点
日露戦争研究会編
ISBN4-915730-49-2 C0021
A5判上製 544頁
定価(本体6000円+税)
2005.05
戦争に大きく関わって いた欧米列強。戦場となった朝鮮半島と中国。戦いの影響を受けざるをえなかったアジア諸国。当事国であった日露、とくにロシア側の実態を広く深く明らかにするとともに、従来の研究に欠けていた新たな視角と方法を駆使して、100年前の戦争の実相に迫る。
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- 目次
- 巻頭によせて(松村正義)
- 「新視点」へのいざない(土屋好古)
- 日露開戦への道程
- 日露戦争と明治天皇(伊藤之雄)
- 「クロパトキン日本日記」について(広野好彦)
- 日露戦争期ロシアの極東観・覚書――政府とリベラル(加納格)
- ベゾブラーゾフ一派――ロシアの日露戦争への道(ルコヤノフ イーゴリ・В/宮崎千穂訳)
- 分散した攻勢の袋小路――日露戦争前夜のロシア対外戦略の一断面(アイラペトフ オレーグ・Р/土屋好古訳)
- 戦争をめぐる経済と社会
- 日露戦時公債発行とロンドン金融市場(鈴木俊夫)
- 日露戦争の戦費と財政・金融政策(小野圭司)
- 仏独海軍武官旅順失踪事件と日本(安岡昭男)
- 日露戦争と長崎『東洋日の出新聞』の論調(横山宏章)
- 日露戦争とロシア社会――戦争支援活動の問題によせて(土屋好古)
- 日露戦争とロシア女性(ミハイロバ ユリヤ・Д、生田美智子)
- 戦争の伝え方・伝わり方――報道と表象
- 広報外交における日露の闘争(松村正義)
- ジョージ・ケナンと日露戦争(井上ラウラ)
- ジャック・ロンドンと日露戦争――従軍記事から「比類なき侵略」(一九一〇)へ(橋本順光)
- パターナリズムのなかの日本――日露戦争と欧米の日本イメージの変遷(飯倉章)
- 映画の中の日露戦争(千葉功)
- 日露戦争とアジアの国々
- 「日露戦争と中国」をめぐる議論の変容(川島真)
- 韓国の中立政策と日露戦争(李盛煥)
- インドと日露戦争(サリーン ティラク・ラージ/瀧井光夫訳)
- 日露戦争と日韓非公式チャンネルの展開(菅野直樹)
- 鴨緑江木把の暴動――中国東北から見た占領地軍政(永井リサ)
- 日露戦争後
- 帝国と地域主義の分水嶺――保護国韓国の治外法権廃止と在韓日本人課税問題(浅野豊美)
- 日露戦争における「戦後補償」問題(伊藤信哉)
- 林董の外交政策に関する研究――合理性とその限界(寺本康俊)
- 日露戦争後のロシア外交――第一次世界大戦への道(斎藤治子)
- 研究をふりかえって
- 日本における日露戦争研究の動向(中西寛、奈良岡聰智)
- ロシアにおける日露戦争研究の動向(パヴロフ ドミートリー・Б)
- 欧米における日露戦争研究の動向(稲葉千晴)
- 編集後記
- 関連地図
- 引用文献一覧
- 人名索引
- 執筆者紹介
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