進歩とは何か


N・K・ミハイロフスキー著/石川郁男訳
A5判上製/256頁/定価(本体4854円+税)

個人を神聖不可侵とし、個人と人民を労働を媒介として結び付け、社会主義を「共同体的原理による個人的原理の勝利」とする。この思想の出発点が本書でありナロードニキ主義の古典である。その本邦初訳に加え、訳者「生涯と著作」所収。待望の本格的研究。(1994.7)


目次
  1. スペンサーの方法的誤りと先入観
  2. スペンサーの進歩の法則
  3. 社会の進歩と個人の進歩――分業の二重性
  4. 社会有機体論
  5. コントと実証主義
  6. 客観的に人間中心的な時代から中心欠如の時代へ――単純な協業と複雑な協業
  7. 中心欠如の時代から主観的に人間中心的な時代へ
  8. 再び先入観について
  9. 客観的方法と主観的方法――同感的経験
  10. 進歩とは何か――進歩の公式

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